医薬品精力剤の医薬成分
 医薬品精力剤に配合される主要な医薬成分をいくつか紹介致します。

ヨヒンビン

 ヨヒンビンはアカネ科の植物ヨヒンベの樹皮に含まれるホルモンです。勃起中枢興奮作用の効果が期待できます。ペニスの血管を拡張させる効果があり、勃起薬で使用されています。勃起時にブレーキとして働く神経である「自律神経」の働きを改善する効果が期待できます。

テストステロン

 テストステロンは男性の性的特徴や精子の生成に携っている男性ホルモンの1つです。精子の減少は性欲減退に繋がるためテストステロンの増加が性欲増強に繋がります。 その他の効果としましては、筋肉増大などもあります。

メチル テストステロン

 テストステロンにメチルを結合させた合成ホルモン剤の1つです。メチルを結合することによりテストステロン単体よりも強力な男性ホルモン作用の効果が期待できます。主に精力減退、勃起力不全、早漏、更年期障害などの改善が期待できます。

ストリキニーネ

 ストリキニーネはマチンという樹木の種子から生成できるホルモンです。脊髄に対する強力な中枢興奮作用を持っており射精力を高めます。少量の服用で勃起中枢に刺激を与える効果があります。しかしながら非常に毒性が強いため大量摂取は、とても危険を伴いますので厳禁、常用もあまり使用しない方がよい。

 これらが配合された精力剤は、第一類医薬品に類されるため薬剤師の資格を持つ人しか販売できないようになります。基本的には、第一類医薬品は、医療機関での処方が必要です。